次回の Spark project 勉強会ですが、1月は Adobe MAX があるので、2月開催を予定しています。よろしくおねがいします!
Archive for 2008年12月
次回の Spark project 勉強会
12月 21, 2008「チケット」活用のススメ
12月 21, 2008Spark project は、ご存知の通り、「trac」というプロジェクト管理ツールを提供しています。そして、trac が提供する機能のうちひとつに、「チケット」と呼ばれるものがあります。
チケットとは
チケットとは、簡単に言うと、バグや不具合報告、意見や要望といったフィードバックを簡単に管理するためのものです。Spark のサイトの右上の方にある、「チケットを見る」をクリックすると、登録されていて、未解決のチケット一覧を見ることが出来ます。
チケットの登録
チケットは、誰でも (コミッタでなくても) かんたんに登録することができます。「チケットを見る」の隣にある、「チケットを登録」をクリックすると、チケット作成画面に行くことが出来ます。
たくさんのフォームがありますが、最低限、「お名前」「チケットの分類」「チケットの概要」「チケットの説明」さえ記入すれば OK です。チケットの分類は、
- 不具合報告であれば「defect」
- やるべきことであれば「task」
- 機能要望であれば「enhancement」
- 議論であれば「discussion」
を選んで下さい。一致するものが無ければ、近いものか、「discussion」を選んで下さい。
チケットの例
例えば僕が、ActionScript Thread Library 1.0 で Thread がうまく実行されない不具合を発見したと仮定して、それを開発者に知らせるためにチケットを登録するとすると、
- 名前: yossy
- チケットの分類: defect
- チケットの概要: ActionScript Thread Library 1.0 で Thread がうまく動作しない
- チケットの説明: xxx を yyy した状態で zzz すると、Thread がうまく動作しません。修正をお願いします。
のように書いて、登録することになります。
登録後のチケットの扱い
登録後のチケットはさきほどの「チケット一覧」で見ることができ、コメントの追加などをすることもできます。開発者の人は、チケットの状態を更新して管理することができます。状態には以下のようなものがあります。
- チケットに着手する: そのチケットに関する作業 (不具合報告であれば修正など) をはじめたよ!と宣言する
- 解決にする fixed: そのチケットに関する作業が終了したと宣言する
- 解決にする invalid: そのチケットが無効であることを宣言する (不具合報告が勘違いだった場合など)
- 解決にする wontfix: そのチケットには手をつける必要がないことを宣言する (不具合ではなく仕様だった場合など)
- 解決にする duplicate: そのチケットが既に他のチケットで報告済みのものであることを宣言する
- 解決にする worksforme: そのチケットだけど僕のところでは問題ないよと宣言する (参考)
解決されたチケットは閉じられ (クローズ) 、未解決のチケット一覧には表示されなくなります。なお、解決を差し戻すことも出来ます。
チケットの活用
チケットには自動的にユニークな番号がふられる (タイトルなどの「チケット #xx」の xx がその番号です) ので、ニックネーム的に「早くチケット #256 解決してよ」と言ったり、また、Wiki や Subversion へのコミット時のコメントで「#xx」と書くと、そのチケットを意味することになります (また、リンクが張られます)。
Subversion のコミット時のコメントで、「ほげほげを修正 (fixed: #256)」というように、「fixed: #番号」と書くと、コミットと同時にそのチケットを解決することも可能です (例)。
おわりに
長々と説明してきましたが、Spark project を使う際は、プロジェクトへのフィードバック方法として、ユーザの方もコミッタの方も、ぜひチケットをご活用ください!!なお、Spark project そのものに関する意見や要望を登録して頂くのも大歓迎です。
Spark project 勉強会 #06 参加受付
12月 12, 2008Spark project 勉強会 #06 の参加受付はこちらです。
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- 参加の旨
- 懇親会への参加の有無
- (要望や意見等ありましたらあわせてどうぞ)
をご記入の上、このエントリのコメント欄に投稿をお願いします (発表者の方も一応お願いします)。
今回は 40 名 (発表者のぞく) で定員となります。
発表者も絶賛募集中ですのでよろしくお願いします!><発表者はこちら↓